Hideki Fujii
2022年4月6日2 分
人生とは不思議なもので、必ず良い時期と悪い時期があるそうです。
なお、私もそうかなと思いますが、このテーマは、中国の古典に必ず描かれるテーマな気がしております。
有名な易経において、見つけた言葉ですが、
1「事義」
2「時用」
という言葉があるそうです。
1ですが、意味としては、経験することに意義がある時、最適な行動を進める意味で使うそうです。
つまり、何もしないことにも意義があるという解釈が難しい、深い意味のある言葉のようです。スタートアップに挑戦していると何かしなければいけないという実は先入観があり、とても難しいと思うのですが、現在の実は自分にも当てはまると考えております。矛盾しますが動くべきスタートアップにおいて、あえて少し動きを止めてみる時期という意味で考えております。
2ですが、もっと難易度の高い言葉になりますが、あえて、苦労をした方が良いという意味で使う言葉のようです。
あえて、苦労の時期に立ち向かいその状況から学び、学んだことを好機を見つけて活かすという意味で使う言葉というイメージになります。
人生の悪い時期、スタートアップの困難な時期において、この2つの言葉は当てはまり、考えてみるべき言葉だと思いました。
なお、季節は巡るように、良い時期も悪い時期も必ずやってくると考えるのが、易経ですので、色々な状況に対処できるように人間を鍛えることを想定した古典だと私は考えており、相変わらず奥が深いなと感動しております。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO