インターネットの課題は信頼できないことである
この文章を書いてみて思いますが、現在社会の課題は、果たして初めて出会った人々を信頼して良いのか?
とインターネットを介して出会う多数の人々と置き換えることができると思います。
特に、私は多くの人々にお会いする機会が仕事柄多いです。コロナ禍の時代なので直接お会いする場合と、ビデオ会議でお会いする場合も含めると枚挙に暇がありません。
現在の特徴として、歴史上最も多くの人々に会う機会がある時代となったと言えると思います。100年前までは村社会と言われる閉じられた社会で暮らせば済んでいた人類が、産業革命、情報革命を経てこれまででは想像できないレベルで人に会う社会が登場していると思います。
この論点は日本だけで考えても信頼できるかどうかわからないという悩みとグローバルで考えても、初めて会う人々は信頼できるのかというのが悩みとなると思います。
信頼関係は簡単には構築できないため、現在は国が介入して身元を保証する仕組みが多数設けられておりますが、それでも信頼関係を構築するには十分とは言えないと思います。
日本では、印鑑証明を持っていたら安心かと言われたら、実はそうではないと思います。
これもあるあるだと思いますが、有名人であれば信頼できるのか?
私の場合ですが、もう信じていないのが、東証一部に上場していたら起業家として信頼できるのか?例えば、起業家として再現性があると考えて良いか?
東証一部(小さくても簡単に上場できる現在)の社長だから優れた起業家かと言えばそうとは言えないということもある。つまり起業家として再現性があるかは、信頼できないということです。
インターネットあるいは、現在社会の信頼の問題を解決する可能性がある技術が、ブロックチェーンです。インターネットの更に上のレベルの発明がブロックチェーン(そのコンセプト)だと私は納得している次第です。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO