久しぶりに、古巣の業界に関係している社長(ビジネスモデルを変えて、PF型から労働集約型に変更してマザーズに上場された)と会議をして最近の日本の業界動向をレクチャーしていただきました。
結論から言えば、日本においては伝統的なコンサルティングのモデルは物凄い成長期と言えるのではないかと言われました。
なお、コンサルティング業界は労働集約的ですので、人の数で売上が決まるモデルということになり、デジタルの時代に逆行する印象があります。(=ありましたし、私がその業界にいた時もその状況に変化なく、デジタルは遠いなという感じでした)
デジタルに反して、労働集約的なコンサルティングのモデルが成長期となると日本の実はコンサルティング業界は欧米と比較してGDP比でみると1兆円にも到達していなかったと記憶しておりますので、欧米並になるとしたら、少なくとも10兆円ぐらいになると言われておりました。(=私の記憶ベースなので間違っている可能性ありますが、、、)
デジタルを駆使したコンサルティングという感じよりも、
なんでも良いのでプロジェクトの運営に関与してそこから案件を広げていくアプローチが有効で、勝負は一定レベル以上の質の人材を調達する力になるそうです。
日本国内のシステムは古い会社が新しい会社に刷新するというテーマとデジタル化のテーマが加わり、さらにコロナなどで、IT化およびデジタル化のニーズも拡大しており、業界の感覚としてはこれから、かなりまだまだ労働集約的なモデルが伸びるという感覚を持っていると言われました。
なお、見た目上はSaasなどを活用したプラットフォーム型のコンサルにモデルチェンジをしてみたいと思って上場ストーリーを書いていたそうですが、
現実は、コアとなる顧客を決めて、徹底的に営業して、徹底的に要員を配置していく、そのための一定レベルの人材を集めるというシンプルな戦略が一番強く、かなり成長の予感がすると教わりました。
このような状況を伺うと改めて、日本の変革の主役はコンサルティング業界になる可能性もあると思ったりした次第です。
ご教授頂いた、起業家の先輩には感謝です。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO
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