スタートアップの資金調達
スタートアップの宿命である資金調達について本日は触れてみたいと思います。
そのビジネスモデルの宿命上、どうしても先行投資が必要なのがスタートアップです。
過去、触れたかと思いますが、先行投資を抑えて売上を上げて、スケールしやすいモデルのひとつがコンサルティング ファームだと思います。
私も1社立ち上げて一定の規模以上にした経験から言いますと、ある一定規模までは確かに簡単ですが、100名を超えるようにするためには何かプラスアルファが必要かなと思った次第です。(この点については別途詳しく書いてみたいと思います、本日の趣旨から外れますので今回は割愛します。)
シリコンバレーや中国と比較しても富裕層のエンジェル投資家が少ないのが日本の特徴で、通常はエンジェル投資家にまずは出資をして頂いて一定規模以上になったらベンチャーキャピタルというのが世界の標準ですが、日本はかなりアーリーなタイミングからベンチャーキャピタルが利用できる印象(つまり、エンジェル投資家が少ない)を受けております。
先行投資がかかるのがスタートアップですので、投資を如何に抑えて効率的にプロダクトがマーケットに合致しているのか、所謂、PMFを目指すのかが腕のみせどころですが、夢を語って、投資家から資金調達できるかも非常に重要なスキルだなと感じております。
日本だとエンジェル投資家も含めて投資家としての成熟度が低いので、意味不明な割合をエンジェル投資家が早いラウンドで取ろうとする傾向もある気がしております。(これは私の周りだけなのかもしれません)
日本の場合、資金調達するには、どう投資家と交渉していくかも確立されていないようで、私が今回立ち上げている会社(XDI)でも資金調達のお作法がイマイチ不明確で苦労しているところです。
資金調達はスタートアップ立ち上げの奥義であり、コアとなるスキルな気がしておりますので今後も私の経験を報告して参りたいと思います。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO