現在研究していることになりますが、スマートコントラクトについて述べたいと思います。
世界中をみた時に、スマートコントラクトを法的に有効にすることを目指しているのは実は世界中で英国だけになるそうです。
スマートコントラクトのアイデア自体は1990年代にアメリカの学者より提唱されおり、ブロックチェーンの機能の一部と誤解されている人々もいらっしゃるかと思いますが、実はブロックチェーンとは関係ないところから出たアイデアになります。
スマートコントラクトを機能させるには、
1)法的にどうやって有効にしていくのか?
2)更にスマートにするためAIのような考えをどのように入れていくのか?
3)事実の確認(オラクルと呼ばれます)
の三つが論点となるようです。
上記の三つはスマートコントラクトでなくても一般的な契約行為でも問題になるテーマであり、だとすると、私としては
1)やはり簡単な契約のパターンから
2)費用対効果が高いテーマ
3)社会的な影響度も考慮して
段階的にトライしていくしかないという結論だと考えております。
このような挑戦は単独のスタートアップだけで進めるのは無理があると思っておりましたが、国の力をうまく借りるスキームも作れそうであり、スマートコントラクトの普及について引き続き飽くなき挑戦をしていきたいと考えております。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO
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