デジタルの時代のキーワードだと改めて思いますので、本日は信頼という概念について取り上げたいと思います。
信頼をデジタルで見える化する方法として考察を続けておりますトラストスコア(特許を取得しております部分と、追加で申請している部分がありますが)について書いてみたいと思います。
日本経済新聞の年初の特集に、日本は幸福な国かどうかをベンチマークして他の国と比較している記事がありました。
その結果は、残念ながら他の国々と比較して幸福感は高くないという結果であり、北欧の国々は幸福度が高く、実はUSの方が日本よりも幸福度が高いという内容でした。
そして、その中に他人を信頼しているかという特集があり、日本は実は他人を信頼していない傾向が先進国の中では圧倒的に高いそうです。
信頼が低い社会では、社会のいろいろなコストが高くなっていきます。
逆に
信頼が高い社会は、社会の色々なコストが低くなっていきます。
デジタルが目指しているのが社会の効率化であるとしたら、信頼をデジタルで表現するというのは必然の挑戦となります。
信頼できる組織は、特定の誰かが管理している中央集権型なのか、特定の管理者がいない、分権型なのかがブロックチェーンの世界が提唱しておりますWeb 3.0の世界となります。
信頼を形にする方法として考察しておりますトラストスコアでは、具体的にお金に関する情報、健康に関する情報、そして仲間に関する情報を自身の信頼を高める方法として、自身で管理して頂く世界観を考えております。
それぞれの情報をどのようなデータソースで取得するかが重要になると考えており、信頼できるアーキテクチャーを考えていきたいと考えております。
ビットコインの考案につながったサトシナカモトの論文には、
信頼できない仕組みで、信頼を作り出す方法について書かれており、全ての社会事象に適用できるかが現在の、暗号資産産業の挑戦になってます。
なお、現時点での私の信頼をデジタルで表現する方法は、中央集権的な部分と分権型のハイブリットになるのかなと考えております。
信頼が高い社会は効率的であると同時に、幸福な社会ではないかと考えております。
これからの時代のキーワードは信頼になると思います。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO
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