デジタル業界で伸びている企業
業績が好調なデジタル業界ですが、どんな企業が伸びているかという議論を創業されて上場(東証一部)されている企業の社長と議論させて頂く機会がありました。

デジタルとITの定義の差は相変わらずはっきりはしない感じのようですが、いわゆるITとは関係のないテーマも最近は増えてきており、これまでは所謂戦略と呼ばれる難しいテーマ(かつアウトプットは紙だけ)を扱うファームも最近では、デジタルに関与されているそうです。
何らかの経営課題を特定して、課題を解決する手法としてデジタルということになるそうで、戦略と呼ばれるいわゆる紙だけ書いて終わりというタイプのコンサルはかなり減っているか、伸びていない印象になるそうです。
急激に成長を続けるデジタル業界ですが、ITと呼ばれたプレーヤーといわゆるコンサルティング業界がまとめるとデジタル業界の日本では主な存在となるようですが、
いわゆる、GAFAMのようなビジネスモデルを特にコンサルティングの業界では目指しているという印象です。
コンサルティング業界の課題としては、人間を大量に採用して、大量にアサインするというモデルが今でも原則となるようですが、国内では現在人材の採用にどのファームも苦戦しているそうです。
人間の数に依存しないモデルをできれば実現したいということで、色々なファームで研究が進んでいるそうです。
結局は採用競争がこれからも国内では続く感じなのかなと思いますが、優秀な方々がコンサル業界にのみ集まるというのも問題ではあると思います。
何がベストかはまだ不明ですが、その社長によれば、現在コンサルティング業界がデジタルで活況なのは間違いなく、事業モデルとして参考にできる部分を取り入れたいと考えていると言われております。
日本を元気にする業界の1つはもしかしたらデジタル業界(コンサル業界)となるのかもしれないと思い、古巣の業界ですので少し嬉しいと同時に何か良いビジネスモデルの開発ができないか、今後も試行錯誤されていくのかと思います。
日本のデジタルが発展する(=日本の生産性が上がる)発明を期待したいと思います
微力ながら、私も何かに貢献できたらと考えております。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション