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デジタル通貨と分散投資

デジタル通貨はご周知の通り今話題のテーマです。

資産運用の世界では、通貨リスクのヘッジがひとつの学問になるくらい色々な論点があると思います。

Facebookが提唱していたLibraでは、バスケット通貨と呼ばれる複数の世界の主要通貨に連動して価値が変動する構想でしたので、この通貨リスクを無くしている通貨とみなすことができて、もし発行されたら破壊力抜群ではないかと思っておりました。しかしながら、

どうやら、世界の各中央銀行が認めないということで、現時点(2020年6月)においては、各国の通貨に連動する形で発行するという提案にザッカーバーグ氏は変更して再提案するようです。

円がずっと通貨として強いままなのか、もしかしたら近い将来暴落するのか?

よく論点になるテーマです。学問上は諸説あり私としては、どれを信じたら良いのだろうかというのが正直な私の感想です。(一応、かなり詳しい方だとは思いますが、よくわかりせんので、まだまだ修行が足りないなと思います。)

一方で、例えば、MMT(Modern Money Theory)を信じるかどうかで学者の間で論争があるのが現時点だと理解しておりますので、私のような感想が実はほぼ全て人々に共通しているかもしれないと考えております。

伝統的なアプローチでの為替変動リスクに対する対策は、分散投資です。

つまり、円だけでなくドルそして、ユーロに分散しましょうということになります。

通貨をスイッチ(ある通貨からある通貨に交換)するとそのコスト(手数料)はご存知の通りかなり高いので、色々な課題を解決する破壊力があるアイデアが実はLibraです。

残念ながらLibraは認められそうにないですが、一般的な庶民の立場では、仕組みとして

スイッチングコストの低い、世界通貨に連動している通貨ははっきり言って欲しいと思います。

将来においてLibraが提唱したデジタル通貨はニーズがあるのでやはり現れるのではないかと思っています。


藤井秀樹

株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO


#デジタル通貨と分散投資 #東大式FP #Libra #為替リスク #運用

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