データの時代
データの時代はビックデータ活用が重要というテーマについて、保険業界に詳しい方々と色々と議論させて頂く機会がありました。
データは確かに大量に存在することは、保険会社の場合は事実です。
しかしながら、
データを活用したら何かできそうな業界ですが、実は商品の開発には昔から使われてきた印象はありますが、ビジネスモデルの中にビックデータの活用を組み込めているかはまだ自信がないということを議論しました。

その理由がなぜなのかと言えば、データサイエンティストと呼ばれる専門人材の活用ができていないことが挙げられます。
専門人材なので、採用自体難しい貴重なリソースがデータサイエンティストですが、特に目的を与えずに、何かデータから見つけて欲しいという依頼をしているケースが散見されているそうで、その結果として、
天候によって保険の販売量が異なるという、正直にあまり役に立つのか不明な発見が大真面目に提言されたりした事例があるそうです。
データサイエンティストを本気で活用したいなら、どんなビジネスモデルを構築するべきかの仮説があって、その仮説を深める分析をするというトップダウンのアプローチもとても重要ではないかという結論(皆さんで合意)に至りました。
データを活用する技術自体はもの凄い進化を遂げていることを、最近、技術力が高いプラットフォーム系企業のカントリーマネジャーから習っており、新しいビジネスモデルを構築する準備は整っているので、改めて、今回色々と議論させて頂いたメンバーと共に新しいビジネスモデル構築に挑戦できたら面白いと考えている次第です。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO