トラストを持ち込むという世界観
最も注目している技術は、やはりブロックチェーンということになります。
量子コンピューターなど次世代の技術は多数出てくると思いますが、現在は幻滅期にあると言われるブロックチェーンが次の10年の主役になるのでは無いかと考えております。
特に、ブロックチェーンにおいて重要なのが中央集権ではなく非中央集権型のモデルを構築できる可能性が高いこと、しかも信頼できない相手からでも信頼できる情報を得ることができると、トラストレスな世界にトラストを持ち込むという世界観が重要だと考えております。
インターネットの時代になり情報量は爆発的に増えておりますが、信頼できるデータの意味では課題があります。ブロックチェーンはその問題を解決していく可能性があります。
注目しているので当たり前ですが、私と同じようなことにトライしようとしているブロックチェーンスタートアップが増えている気がしております。
過去、何度か触れておりますが令和の資金調達もブロックチェーン技術と深く関わりがあり、手法として自分の周辺に説明しておりますが、実はまだ信頼をされていないです。
ブロックチェーン技術に次の10年をかけてみるというのが私の戦略ですが、果たしてどうなるのか楽しみです。
最近立ち上げたデジタル契約を推進するスマートコントラクトにおいても最も重要な技術はブロックチェーンになると考えており、ブロックチェーンを信じる仲間を増やしていきたいと考えております。
改めて、トラストレスな社会(=インターネットの世界)にトラストを持ち込むブロックチェーンの考え方に注目しています。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO