ビジネス・コミット型のコンサルタント
これから暫くコンサルティング業界は不況になると予測しております。
デジタルに関連するコンサルタントにはチャンスは残っていると思う一方で、少人数で高速で実験するのがデジタルの本質だとした場合、その存在自体が邪魔なのがコンサルタントかもしれないとも考えております。なので、意外にデジタルのエリアでもコンサルタント不要論が出る可能性が多大にあります。
コンサルティング業界も長くなった私には思い浮かぶのは、反対意見を述べてブレーキをかけるのが異常に上手な人々といえば、コンサルタントを置いて右にでる存在はいないかもしれないと思います。
一方で、その高い能力を私はいつも評価して、発注側にいた頃はいつもお願いしていた立場なのでこのコロナ後の状況はもしかしたらコンサルタントのダメな面でなく、その優秀さを解き放つチャンスの時期になるかもしれないとも考えております。
ビジネスにコミットするのが、コンサルタントの仕事になるという文章自体矛盾しておりますが、そんなコンサルタントが増えたら社会全体がよくなると考え続けてきました。
私が経営したコンサルティング会社では、いつも知行合一や至誠という考え方と行動を重視して参りましたが、成功したとは言えません。
今回のコロナで私が理想とするコンサルティング業界になると更に素晴らしいを祈っている次第です。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO