ブロックチェーン技術が今後普及するかどうかが、Web 3.0の未来を左右することになるかと思います。
よく、議論になるのが、ブロックチェーンのメリットとはという内容です。
技術的には、データベースの一種としてみなしてしまうと、これまで既に存在する技術と比較してどこにメリットがあるのか、あるいは、アプリを開発するにしても伝統的な技術を活用すれば目的は達成できるのではないかという議論になります。
特にプライベートチェーンというブロックチェーンの使い方については、これまでの手法と比較して明確に違いが出せているのかまだ議論が続いている印象です。
パブリックブロックチェーンにおいては、ビットコインやイーサリウムが既に一定の成果を実際に残しており、一定の意味があると言えるのではないかと思います。
管理者不在の仕組みであるが、故にスピードの問題とコストの問題が出るということで、新しい世代のプロジェクトでは、これまでのパブリックブロックチェーンの課題を解決に挑んでいるということになります。
特に、有名なのがプロジェクトの1つがポルカドットということになり、私も注目しております。
セキュリティトークンに関しては、実は中央集権的なテーマにどうしてもなるため、活用するチェーンはプライベートチェーンということになります。 将来において、パブリックチェーンを活用したセキュリティトークンのプロジェクトが登場するのかどうかという興味を持っておりますが、国内の現時点のセキュリティトークンの事例はプライベートチェーンとなるようです。 セキュリティの問題もありますので、今後研究が進むと想定しておりますが、パブリックチェーンのプロジェクトも非常に重要だと考えております。 ブロックチェーンの未来はパブリックチェーンの方がどのようになっていくかにかかっていると今のところ考えております。 継続的に研究していきたいと思います。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 代表取締役 CEO
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