今年はこれまで経験したことがない、マンションの理事会の運営に参加させて頂いてます。
住み始めて約20年ということで、初期の頃はこちら当然なのですが、ほとんど課題はなかったそうですが、現在は次々と課題が発生して、この1年間の任期の中で次々と発生する課題を皆さんで議論して解決して参りました。
当然なのですが、マンションの管理は皆さん専門家ではないため、理事会とは別にアドバイスを頂く委員会を設置して運営しています。
有名なディベロッパーが管理を担当して頂いているのですが、仕組み上、管理会社は可能な限り管理以外でも稼ぐというプレッシャーがある模様で、単純に管理会社からの提案を受け入れるとコスト的にはかなり高い、不必要な工事をする可能性があるというリスクもあり、何が正しいのかを確認しながら進めるというのを1年間進めるという経験をさせて頂きました。
過去も取り上げたと思いますが、今後のガバナンスの形の1つと言われるDAOに非常にマンションの理事会は近いと感じております。
つまり、誰がリーダーかは実は明確に決まっていない中で、可能な限り正しい情報を集めて、みんなで意思決定するというモデルになりますので、強いリーダーシップは働かない中、何がベストかを微妙なバランスで運営させて頂きました。
少し、パワーバランスが崩れると、実はリスクがある状態での運営であったとも言えますので、今後はAIのような第3者がいたらもしかしたら良いのではないかと今回経験して感じております。
DAOやAIという考え方が、改めて今後マンションの理事会にも考え方と入ってくる可能性は高いと感じております。
理事会でお世話になった皆さんにとても感謝しております。
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO
藤井秀樹
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