メタバースの活用方法
黎明期といえるメタバースですが、現在大手企業では改めてブームと呼べる状況と教えて頂きました。
なお、自治体に対してもメタバースの提言をしている方々とも最近知り合いになりましたので、具体的に特定の自治体に提案する機会を頂いております。
メタバースの現状課題は、ズバリこれだという収益モデルが見えていないことになるそうです。

メタバースの活用方法は大きく3つにまとめられるケースが多いです(切り口により異なりますが)
1)デジタルツイン (シュミレーション)
2)コミュニケーション
3)イベント
現在、短期的な収益モデルとして期待されているのは3のイベントスペースとして活用することとなるようです。
メタバースで活動する人々(つまりアバター)が増えて来れば、所謂、広告やECというモデルが成立すると考えられており、現在この方向で力を入れているのは
アパレル及び不動産業界が先行して動いている印象です。
フィンテックという意味では、メタバースを活用した決済のモデルについて研究されておりますが、こちらもまだこれだというモデルは登場していないようです。
メタバースでアバターが別のアバターと何らかの情報を交換するというユースケースで考えてみると海外送金も可能ということになり、このようなユースケースはどのように整理される(特にマネロンなどの観点)のかなど、興味深いテーマが今後研究されていく段階かと思います。
メタバースはブームではありますが、まだ収益モデルが見えないという状況のようですが、イベント(マーケティング)の範囲でまずはストライク(成功するモデル)を見つけるのかと考えております。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO