人生をどのように生きるか
久しぶりに書籍の紹介です。
DIE WITH ZERO ビル・パーキンス著
書籍の題名通りの内容ですが、人生は改めて思ったより短いので、いかにお金を貯めるかではなくお金を使うかに焦点を当てた内容となります。
アリとキリギリスの寓話では、主役はアリですが、キリギリスが実は正しいのではないかという見方を提唱されています。アリはいつ人生を謳歌する機会があったかという問題提起です。
実は死ぬまでにお金を貯めたままなくなる人々は意外と多いという指摘となっており、なるほどと思わされる内容となります。
考えてみると、現在の日本の資産も高齢者の方々が大半を保有しており、経済の発展という意味では障害になっているという指摘はよくされます。
若い世代にお金が回る仕組みを考える意味でも、日本も国のレベルでもっと早くお金を使うという部分にフォーカスしてみるのもありなのではないかと考えさせられます。
年金2000万円問題等で、指摘される将来に向けた蓄えをもっとしようという論調と全く逆の考え方を提唱している内容ですので、世の中の流れ(現在の日本)からすると衝撃的な内容ということになるかと思います。
お金の貯め方ではなく、お金の使い方にフォーカスを当てた内容であると考えてみるとなるほどと納得しておりまして、人生は思ったより短いので、思いっきり生きる、楽しむための方法が、この書籍で提唱されているお金を使い切ってから死ぬという考え方になるのかなと考えております。
どのように生きるか考えさせられるという書籍ということで、今後研究してみたい考え方かと思います。
書籍との出会いに感謝ですね。

株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO
藤井秀樹