仮説を持つこと
仮説を立てて検証するという表現がコンサルタントの時代の必須キーワードでした、
私はサラリーマン経験が長い、中でもコンサルタントだった経験が長いです。
前回に引き続きて、事業を立ち上げる場合のコツだと思うことについて触れます。
それは、仮説を持つことです。
文章にすると簡単ですが、現在の日本のスタートアップ業界(と言っても私の関わりはまだ浅いですが、そのエコシステムにまあまあ入れた気がしています。)に足りないのは、仮説を立てる力ではないかと仮説を立てています。
サラリーマンのように言われた仕事をしたら良い、あるいは、ある程度自由度があっても仮説を立てることに制約がある人種が日本には多くなってしまったので、失われた30年となってしまったのだと感じており、その特徴がスタートアップ業界にも当てはまっている可能性はあるのかなと感じております。
エンジニアの方々と話していても、この仮説を持たない弊害は非常に強く感じております。彼らの質問が何をしたら良いか教えて下さいという質問である場合が非常に多く、仮説を持たずに既に存在しているサービスをただ単に模倣しているだけというケースもかなりありそうだということが最近経験したケースでわかってきました。
仮説構築のコツは、課題設定にあるとYahoo!の安宅さんが、過去読んだ書籍(確か、Issueから始めよ)に書かれておりましたが、事業を立ち上げる場合に、何を課題をして設定して、その上で対策を考えるというステップがそのまま、PMFのコツだと考えて良いと思います。
コンサルティング業界からスタートアップに関わることになりましたので、仮説を持って、業界全体を今後も俯瞰してみたいと思います。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO