保険業界のDX再考
保険業界のDXを考える的な内容となりますが、私は保険業界(特に生命保険)については状況を良く理解しております。
これまでの経験の関係もありますが、現在の当社(クロスデジタルイノベーション)も業界としては保険業界の一部に属しておりますので、結果として現状を良く理解していると言えるかと思います。
デジタルトランスフォーメーション(DX)というテーマは業界全体でテーマとしては認識されており、盛り上がっているというのは事実だと思いますが、一番の課題と言えるのは、全体最適を目指していないということになります。
デジタルの定義は色々されており、これが正解というのは当然ないと思いますが、現在の保険業界の課題は顧客視点には厳密にはなっていない、そして部分最適を目指してDXを進めているという状況で総括されると思います。
各保険会社の立場から見たらこれはやむ得ないことであり、現状のような状況になるのは充分に理解できます。
それでも誰かが全体最適を目指すべきであると私は考えており、当社では保険業界の全体最適及びより顧客目線からみた最適化を考えて実現を目指していきたいと考えております。
保険業界に関わりのない方々は、私が具体的にやろうとしていることがピンとこない可能性はありますが、
目指していることはシンプルです
1)顧客の人生戦略を一緒に考える
2)顧客をサポートする仕組みを保険業界として作る
となります。
現在の状況は保険を開発している保険会社の力があまりにも強く、どうしても各保険会社からみた個別最適になっています。
顧客から見たらどの保険会社に加入しているかも明確に把握されていないケースもり、顧客から見て保険とはどうあるべきかを考えてDXを進めていきたいと考えております。
どのようなDXを具体的に目指しているかは別途説明をしていきたいと思います。(書き始めると長くなりそうですので)
目指しているのは、顧客目線で全体最適を目指すDXということだけご理解頂けると幸いです。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO