器量と度量
連続して中国の古典ネタとなります。
器量と度量という言葉の意味についてとなりますが、
書籍によると、ビジネスに当てはめると器量とは事務処理能力ということになるそうです。実力主義になるつつある現在において重宝される傾向があるスキルということになります。
一方で、度量とは対人スキルということになるかと思います。上司の仕事として自分に対する批判でも聞くべきことは聞く力ということになります。
理想は、器量と度量が両方とも揃っていることだと思いますが、現在社会は器量にのみフォーカスしつつあり、古き良き時代は度量だったのかなと思います。
なお、私の年齢層から見ても少し先輩の方々(かつての時代だと引退間近の60歳)あたりまでは既に器量重視の傾向になっていたのか、あまり度量型の方にお会いすることはないなという印象を持っていたりします。
実力主義がどんどん入ってくる時代にこれからはなると予測されておりますので、これからも度量は忘れ去られていくのかもしれないと少し懸念してたりします。
私としては、度量型のスキルも磨きたいなと考えております。
器量については、この年でブロックチェーンの色々なプロジェクト(これはデジタルの一種の最先端)に調整して頂き世界の方々、私よりも2回り若い方々から学ぶ日々です。
これらの方々は、当然、私から見るとプロジェクトだけの関係で上司部下の関係ではないため、器量も重要ですが、度量の方が重要となる状況でもあります。
結局、両方を磨くことができる素晴らしい環境にいると思います。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO