愚者の楽園という言葉があるそうです。調べてみるとイギリスの覇権が失われて、他の国々(特にUS)に覇権が移動した頃に言われていた言葉のようです。あるいは、ディストピアという言葉と同じ意味で、ユートピアの反対の意味となるようです。
実はという話になりますが、現在の日本がその状態ではないかという議論をテレビで解説されているのをみましたが、なるほどと納得してしまう部分がありました。日本では、過去30年あるいは40年成長が止まっている国だと言われており、バブルの頃の反動で成長をしない国になったとみなされています。
海外旅行や出張をこの30年間してきた私の肌感覚としても、日本以外の国々は勢いも違いますし、物価もどんどん上がってきているという強い印象を受けます。今は、日本の人件費は相対的には安い(先進国の間では)と言えるレベルになりつつあると思います。
なお、日本人の教育は大量生産時代にはあっていましたが、現在のようなデジタルの時代には合致していない可能性があり、このままでは使い物にならないという意見があることも事実です。改めて、日本は相対的に駄目な国になってきているという意味において、まさに愚者の楽園で解説されている状況に合致しているかもしれないと思いました。
どうしたら良いか?
1つの答えが、まずは私から頑張るしかないかなと考えております。
(この答えは割と重要で私の周囲にいる日本の教育を受けたエリートの反応は自分以外の人が頑張るのを様子見すると答えるという確信があります。なぜならここは日本なので、、、)このテーマを書くと長くなるので別の機会にします。
現状をダメだと嘆いても何も変わるわけではありませんので、今できることを私から、やってみるしか愚者の楽園からの脱却の道はないかなと考えたりしています。
実際に、私の周囲の皆さんのお陰で、すごい挑戦ができていると感謝しております。
目指せ、愚者の楽園脱出ですね。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO
Comments