暗号資産産業2.0
暗号資産産業2.0という言葉を前回触れましたが、本日は私の考えを述べてみたいと思います。
その1)法令遵守の徹底を考える
その2)AIを使えるようにすること
その3)DAOの社会実装
となるかと思います。
まずはその1)から
これ当たり前ですが、暗号資産産業は法令のリスクに晒されています。これまでは、規制がない世界ということでなんでもOKという時代(ビットコイン登場した2010年から2015年くらい)がありましたが、ICOの詐欺が連発した頃から色々な規制が入ってきました。国毎、地域毎に法令がかなり異なるので、どこまでならセーフでどこからがアウトなのかはかなり不明な点も多いです。
私としては、プラットフォームとして法令遵守の機能(少なくとも暗号資産産業関連において)を提供できないかと考えており、我々のプラットフォーム上でビジネスをする限りは法令遵守が可能というような状態が作れないかと夢見ております。
全世界を調べかつ、適宜更新していくことは実質不可能なのでそのような考え方に賛同してくれる仲間を集めていくことが重要であろうと考えております。
その2)ですが、
AIを使えるようにすることはとても重要です。
そのために必要なことは、どこまで行っても基本中の基本になりますが
KYC/AML
正確なデータを集めること
となります。私が目指しているプラットフォームではオラクルと呼ばれますが、AIの将来の活躍を想定して、挑戦をしていきたいと思います。
AIが活躍する未来においては、正確には現在のAI技術をより活かせるようにするには、オラクル技術の開発が必須であると同時に、現在の既にあるAI技術で相当程度のことができるのではないかと考えております。
KYC/AML及び正確なデータがあれば現在のAI技術を使い、更に高度なスマートコントラクトを実装することが可能となります。
これは、私の仮説では現在の日本のDX化の答えが現状のプロセスを維持したまま、AI スマートコントラクトを実装することではないかと考えており、AI Avatarが自動的に色々な契約(タスク)をこなせる環境を整備することになる可能性もあると見ています。
最後にその3)DAOの社会実装です。
一定の成功を得たビットコイン、イーサリウムの考え方の延長戦、
Defiは正にDAOとして成功しつつありますので、あらゆるテーマにおいてDAOが登場するのは必然であると考えております。
中央集権的な組織のメリットをうまく取り入れつつ、各国の法令も考慮したDAOを実現することができれば所謂、社会実装した状態となります。
なお、これから人口が減る日本などにおいては、DAOを活用したあらゆることの自動化は必須となってくると考えております。
DAOが実現すれば、あなたに代わりAI Avatarが自律的に稼ぐという世界が登場します。(実際に、ビットコインは相当稼いだあるいは、地球の資源を使ったことになります)
本日触れた、3つのテーマは奥深くそして関連しています。
暗号資産産業2.0とはいよいよ、社会にこれまでの暗号資産産業が実証してきたことが浸透していくフェーズであると言えるかと思います。
現在、私の進めているプロジェクト=暗号資産産業2.0は、
法令遵守 (超一流の侍がチームメンバーです)
AI スマートコントラクトの社会実装
DAOの社会実装ということになります。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO