特許のNFT化
新しいビジネススキームとして話題のNFTですが、色々なスキームが出始めているようです。今回、グローバルプラットフォームに挑戦してみてつくづく思うのが、これ当たり前ですが、世界は広く、色々なことを考える人々がいるということです。
印象ですが、ブロックチェーンの世界がやはり面白いです。恐らくかなりユニークな生態系ができているのは暗号資産業界となるのではないかと思います。
もともと、情報産業と金融産業は表裏一体ですので、お金の関わるテーマなら何度でも相性が良いのですが、資金調達の新しいフロンティアを切り開いているのも暗号資産業界です。
ICOのブームから始まり、STOのアイデア(あるいは規制)が登場したかと思うと、DefiによりICOと同等かそれ以上のブームを起こし、そして現在はNFTに至るという流れの速さがすごいです。なお、Defiを使ってトークンリスティングする手法はIDOと呼ぶそうです。
流れの速さと、ICOなどのスキームの宿命ですが情報共有、PR合戦もすごいと思います。
私はこの業界には新参者ですがどんどん、業界内のルールを知っている人々から新しいアイデアを頂き刺激的な日々を過ごしています。色々な都市伝説もありますが、当初詐欺と言われていたが、実はすごいプロジェクトとして生き残っているプロジェクトなどは私から見ると先輩プロジェクトとなりますが、個人的にはすごいと思っております。
さて、NFTの新しいスキームですが、IBMとIPweという企業が始めている特許のNFT化した上での分割販売です。私が関与している企業の特許の通常実施権をNFT化して分割販売するという具体的な事例もあり、このスキームがヒットするのかとても興味深いです。
この事例から私もアイデアを思いつきまして、NFTを使ったこれまでにないビジネスモデルに現在トライを始めております。
まだ完成度が低いのでどのタイミングでPRするのが良いのか検討が必要ですが、私も業界の作法に従い、もう少し準備できたらPRをしたいと思います。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO