独自経済圏形成の魅力
独自の経済圏を作ることができる、その魅力を考えてみたいと思います。
暗号資産業界では、トークンエコノミーを作るということで、色々な工夫がされております。
一番有名なビットコインがエコノミーを作ることに成功しているかといえば現状はあまりにボラティリティ(価格変動)が高くて、決済に使うのには勇気が入ります。
つまり、ものすごく得する可能性もあればものすごい損にする可能性がビットコインで決済するとあり得るということになります。
そこで、暗号資産産業では最近の潮流としてステーブルトークンを発行するというアイデアがあります。
私も現在、トークンエコノミーについて考えております。
独自のNFTマーケットはオープンしましたので、トークンを使う場所は用意できたと思っておりますが、
考えてみるとそのトークンをどこかで確保して頂く必要があり、現状は取引所で買ってくださいとなるのですが、これだとエコノミーとは言えないかなと考えております。
さらに、ビットコインと同様かそれ以上に価格の安定をさせることができないため、とてもではないですが、決済に使うというのは難しいなと考えております。
自分でやってみて思いますが、改めて法定通貨は偉大だと思います。
日本というエコノミーを支えている法定通貨である円は偉大だと当たり前のことを考えていたりするわけですが、自分で独自の経済圏を作ってみようと思わないと気がつかない点が多数あり、
その面白さに魅了されております。
エコノミーを作るには
1)まず手に入れる方法(発行しただけではダメで手に入れたくなる魅力)
2)使う場所を作る (気を抜くと発行元にトークンが戻ってくるをなんとかする)
3)安定した価値を持たせる (これが実は一番難しい)
法定通貨である円は
日銀が発行して、しばらく色々なところを安定した価格で流通していつか日銀に戻るのですが、この状態を再現することが如何に難しいか研究をしております。
考えてみると新しいエコノミーを作れることは素晴らしい発明になると思ってワクワクしております。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO