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Hideki Fujii

自律分散型の広告モデルの実現

自律分散型の世界が仮に実現するとしたら、そのコアとなる概念はスコアリングになるという仮説を持っております。トラストレスな世界にスコアリングによるトラストを導入するということが、現在私が持っている仮説です。


トラストを高めるための仕組みをそのためには作る必要がありトラストがある状態で均衡するインセンティブを導入していく必要があると考えております。


トラストを保証する仕組みが、実はオラクルということになりますので、既にブロックチェーンの世界では色々な取り組みがされています。実はDefiなども考え方としては、価値がある状態を担保に取引を自律的に成立させるというコンセプトであると考えております。なお現状のDefiはトラストレスを前提に設計されております。一部、本人確認を入れたトラストを補完するような取り組みはでてきているという状況と理解しております。私はトラストと個人情報の価値を比例させるモデルを作ることができれば、現実世界と同様にそのトラスト(クレジットスコアが一般的)を前提に色々な取引を成立させることができるはずであると考えております。


現在存在しているDefiの担保は通貨(デジタルカレンシー)となっておりますが、その担保を個人の信頼(Trust)に変換することができれば、個人情報を前提にした一種のDefiモデルが成立することになります。実際に、Defiは課題があるものの市場として成立しています。


Defiのインセンティブは仮想通貨ですが、トラストを価値に変換するスコアリングにより、Defiと同じような分権型のモデルが成立するはずであるというのが私の仮説です。


前置きの説明が長くなりましたが、


データロッカーと呼んでいる本人確認済みの個人情報のストレージに対してスコアリングを行い、スコアリングに対してサービスを提供することが可能であり、蓄積された個人情報を価値に変える方法の1つが広告のモデルであると想定しております。

(広告以外のあらゆるサービスも実際には提供可能であると想定しております。)


スコアの高い個人情報の価値は高いので、広告で儲けることができるというビジネスモデルは既にGAFAが類似のモデルを中央集権型のモデルで実現しておりますが、同じモデルのガバナンスを個人情報の価値を各個人に帰属させる分権型のモデルを実現すれば良いと考えております。


スコアリング+Defiのモデルを個人情報(データロッカー)に適用できれば、自律分散型の広告モデル及び色々なサービス提供モデルが成立するであるというのが私の目指している世界です。



藤井秀樹

株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO


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