インフレの経験はこれまでなかっため、最近の物価の上昇を感じるレベルでのインフレはある意味、新鮮です。
実は、不動産の価格もかなり上がっており、都心ではこの5年で感覚として50%程度上がっている感じになるそうです。
日本銀行が目指していたのが、インフレとなりますので、現在のインフレは目指すべき姿なのかというと、少し違うのではないかということを、資産運用に詳しい方に習いました。
良いインフレとは、賃金が上がるインフレとなりますが、現在のインフレは給与が上がりづらいインフレとなっています。報道をみていると給与アップのニュースはかなりでていますが、実際には一部の企業が給与を上げているのであり、構造的に日本は給与を上げられないはずというのが、今回習った内容です。
その原因が、為替レートです。インフレと同時に、実は同時に進んだのが円安であり、日本の場合は構造的に海外から調達の割合が高いため、インフレを受けて給与を上げたくても、調達コストの増加(円安による)で価格上昇余地を打ち消されており、現在の状況は給与を上げることができるようなインフレではないのではないかということになります。
円高と同時にインフレがすすむような状態を作り出すには、どうしたら良いかという私からの質問に対して、その回答は、ズバリ、日本がイノベーションを起こせるかどうかに掛かっているのではないかという説明を受けました。
良いインフレが起こせるように頑張りましょうと、その友人とは議論させて頂いております。
日本には可能性があると信じています。
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO
藤井秀樹
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