金と暗号資産
本日は最近勉強しております資産クラスである金(ゴールド)について書いてみたいと思います。金も暗号資産(仮想通貨)も本質的には良く似ていると考えております。
つまり特に、どちらも直接的には生きる本質に役に立つわけではありません。
金は現物であること、暗号資産はバーチャルであるという違いがありますが、その機能面に着目するとどちらも決済・送金・資産価値を維持するための手段として使うことができます。
実際に、金と暗号資産(特にビットコイン)はその価値は比較的連動しておりビットコインは登場して約10年かと思いますが、市場価値を高め続けておりますが、その価値の上がり方が最近は金と連動傾向にあるそうです。
その特徴として、
1)どの国の法定通貨とも連動しない
2)有事においても価値が減らない
3)保管が用意であり、売却しやすい
という点が金の特徴と言われておりますが、暗号資産もその特徴にバッチリあてはまっております。
分散投資が資産運用の基本かと思いますが、分散投資する対象として、金や暗号資産は有効ではないかというのが私の理解です。
効果で考えるとかなり類似している暗号資産と金の違いは課税方法にあると思います。
国によって消費税の対象なのかどうかという点と日本においては、金は消費税の対象、暗号資産には消費税がかからなくなくなったと理解しております。売却益に対する課税方法は日本においては、金は総合課税の対象であること、暗号資産は雑所得として分離課税になっていることなどが異なります。
税務戦略を考えてみると金と暗号資産は異なる資産クラスとして分散投資の対象として考えるのが日本では正解かもしれないと考えております。
もっと勉強して、東大式FPでもサービスが提供できるように頑張りたいと思います。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO