4つのスタートアップについての進捗状況
現在私が主に立ち上げに関わっているのは4つのスタートアップですが、
1)XDI(今年4月立ち上げ)はおかげさまで、手堅く順調に一般的にはシリーズAのステージまで来ていると思います。
2)Fintech企業については、シリーズAから既にシリーズBのステージと言える気がしております。
3)XUP(今年10月にスタート予定)は完全にまだシードラウンドですがやることは決まっておりますので、近日中に資金調達に成功すれば、シリーズAまで早く移行できるのではないかと思っています。
一番苦戦しているのが、実は4)STO関連企業です。
社歴も長く既に約2年が経過しておりますが、まだこれを主軸の事業にするというのが決まっていないため、スタージで言えば、シリーズAと呼ばれる状態ではなく良くてプレシリーズAの状況かと思います。
資金は外部から最も集めておりますので、ステークホルダーも複雑であり、早期にプロダクトマーケットフィットが求められる状況です。このようなフェーズで必要となるのが、取り敢えず資金を稼ぐ何かを見つけることですので、仮説としては、新しいタイプのコンサルティング会社になることを仮のゴールとして、目先はいろいろなコンサルティングをして稼ぐモデルにトライすることを考えております。
過去触れたのでご存知の方も多いかと思いますが、コンサルティングのビジネス自体は企業価値の向上にはつながりませんので、まずは価値があるモデルを見つけるための一時凌ぎであると考えており、早期にこれだというモデルを見つけたいと思います。
これまで幅広いテーマに手を出してきましたので、逆にコンサルティング会社としてビジネスモデルの構築もありかもしれないと考えております。投資家も、ベンチャーキャピタルよりもエンジェル投資家を上手く活用してExit可能なモデルにまで持っていけるかもしれません。
スタートアップで事業に困ったら、取り敢えずコンサルティングの事業をするというのは実は、基本中の基本だと色々な書籍(スタートアップ立ち上げ方法)に書いてありましたので、その基本に従い、当面はコンサルティングの事業で何が最適か探していきたいと思います。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO