日本において、メタバースといえば、必ず取り上げられるサービス(会社)としてクラスター社が今やとても有名かと思います。
代表の加藤氏が書かれている書籍に出会いましたので早速、拝読致しました。
メタバースの誕生背景から、今後メタバースが必然になるということをとても論理的に説明されている書籍だという読後感です。
加藤氏は物理学や数学に造詣が深く、メタバースの誕生背景から今後について見通されているという印象を受けました。
産業革命で人類は移動することができるようになった、それは物質(アトム)のレベルの革命でしたが、これからは人類は移動するのではなく、メタバース(デジタル)の世界で活動を増やしていくことになるという説明で、その時代をバーチャリティの時代と定義されています。
なお、こちら日本語訳で正直に私も誤解しておりましたが、バーチャルの日本語の訳が一般的には仮想と訳されるため、印象として本物ではない仮の存在というようなニュアンスで捉えており、
バーチャルリアリリティ=仮想現実の意味は、本物からは遠い、仮の世界のようなイメージで捉えておりました。
実は、バーチャルの意味するのは、本物と感じられると訳すべきで、バーチャルリアリティとは本物の世界と訳す方が正しいということです。
つまり、バーチャルの時代とは、実質的に本物の時代と訳すべきであるということになります。
メタバースの時代とはデータを活用した実質的に本物の時代がやってくるということになります。
つまり、人類は移動しなくても実質的に移動しているということがとても深い意味を持っているということになります。
とても深い内容を論じられていると同時に、メタバースの時代を加藤氏は確信されていることを強く感じました。(=なお、私もメタバースの時代、この場合バーチャルの時代がやってくると強く考えております。)
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO
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