円安とGDP
歴史的な円安により、現在の水準(=140円)を前提にすると日本のGDPはバブルの前の水準になるそうです。(既に145円ですが、、、)
他の先進国は実はその間に経済成長してますので、その差は広がり、相対的に日本の地位は、バブルの頃は15%だったのが4%にまで低下しているという報道を読みました。
その対策は産業構造の大幅な変換が必要ということになるそうですが、人口はこれから減少傾向にあり、実はスタートアップなどの新規産業の育成にも力を入れてこなかった関係もあり、そう簡単に日本が世界的な地位を取り戻すのは困難なようです。
通貨安は、外国の優秀な人材を惹きつけることも難しくなり、現在はエネルギーが高い(ロシアの関係もあり)ということもあり、今後の通貨政策はより重要ということになる模様です。

困難な状況を今後どのように切り開いていくのか日本の挑戦ということになりますが、デジタルの活用をすることは当然として、挑戦をする人々を増やすことが必要なのだと考えております。
スタートアップに資金がまわらないという構造的な課題が日本にはありますが、その前提となるのが、挑戦する人々の数を増やすことで、投資する先(ネタ)を増やす必要があるとも言えます。
なお、国の政策としてスタートアップ育成も必要と考えますが、実は制度として割と揃っているともいえるようで、どちらかといえば不足しているのは繰り返しになりますが、挑戦者ということになるかと思います。
自治体DXの関係で色々な自治体を巡ってみても、スタートアップ育成の環境は整っている印象をインフラ的には間違いないと思いますので、増やすべきは挑戦者かと思います。
微力ながら、挑戦は続けてみたいと私も考えた次第です。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO