中国の古典を読んでいて、これはあるなと思うのが、
新時代を切り開く時の心得です。
国、政府レベルの話でもありますが、私の場合はサラリーマン生活も長かったので、プロジェクトのオーナーは役職が上で権力を持っているという場合が多かった、あるいはそのパターンしかなかった気もします。
国や政府、そしてプロジェクトの上層部に楯突くのはとても難しいことで、サラリーマンの中には2種類の人間しかいない気がしました。
その1)権力者には逆らわない
その2)プロジェクトを自分のことと考えて、権力者を動かそうと頑張る
当たり前すぎますが、私の経験ではどうしてもその1)のタイプの方々多かったです。
なので、おそらく一般的にはプロジェクトにはお金がかかるあるいは、うまく立ち回る人々ばかりになると、プロジェクトの体を成さず、何もしない方が良いという結論になっていたりしました。
その2)のタイプの方はあまりお会いしたことがなくて、どちらかと言えばかなり稀な存在なのだと思います。
中国の古典で言われることは、
必要な戦いをせずに、勝つことになります。
明治維新と同じというようなイメージになります。
戦わずして勝つには色々な工夫が必要で、絶妙なバランスが必要です。
なぜか、どこにでも暴君はいますので、戦わずして勝つにはどうするかこの絶妙なバランスを身につけるというのは、何かとても重要なスキルなのかなと考えております。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO