最近調子悪い、暗号資産業界(仮想通貨)ですが、報道によるとSTO(セキュリティ、トークンオファリング)については実は人気が出ている(あるいは人気になりそうという記事を見つけました)
まだ、大手企業しか取り扱っていない状況と国内では理解しております。なお、世界では既にSTOの市場は約2兆円弱まで拡大しているそうです。国内では2020年に法令化されており、これからという感じですが、米国やアジアで一気に拡大しているそうです。
欧州のデジタル資産管理企業の予測(フィノア)によると2027年までに世界のGDPの10%がST化されるというかなり積極的な予測も出ているそうです。
なお、日本の市場(こちらは小さい)は現在約100億円となるそうです。
最近関与しております、地域通貨やポイントのテーマとも実はとても親和性が高いテーマであり、記事にも記載がありましたが、実は日本は世界有数のトークンエコノミー国家ということになるそうです。
国内におけるトークンとはマイレージ、ポイント、決済などで付与されるポイントは多数存在しており独自の経済圏が確立しています。
国内のポイント(マイレージ)市場のサイズは既に1.4兆円のマーケットになるそうです。
デジタル地域通貨圏を作りたいというテーマは、現在国が推進しておりますデジタル田園都市国家構想や、スーパーシティ構想にも入っておりますので、既に存在しているトークン(ポイント、マイレージ)と今後登場するであろうST(セキュリティトークン)との関係、そして現在低迷しております暗号資産(特にイーサリウム等)が関係します。
どんな世界になるのかわかりませんが、私としては日本から世界をリードするようなモデルを構築的ないか微力ながら、関わっている以上頑張りたいと考えております。
Web3.0のテーマの一つとして再びSTOも盛り上がるタイミングがやってくるという予測ができる感じなのかなと最近の報道を見て予測しております。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO