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君主論

経営には、君主論が有効である。

このテーマは昔から定期的に話題になるような気がしています。

企業を経営していく上で実学として使えるのかどうかということが議論になってきたという理解でおります。

君主論の私の理解を経営に当てはまると、解釈は色々とあるのだと思いますが、私の理解では経営は教科書通りにはいかないので、冷酷な経営を心がけるべきであるという内容になります。

実際に、経営をやってみると社長としては、君主論は確かに有効だと思いますが、私は、君主論は擁護したくない立場です。

ティール組織などに代表される精神的に成熟した人々が集まる組織における経営を私は目指していきたいと考えております。簡単に言いますがそれが実際には難しいということも良くわかっております。

資本主義なので、企業における従業員あるいは仲間の価値はどうしても金銭的な報酬の割り振りについて議論をしないとなりません。ティール組織などのアイデアにおいても、金銭的な報酬の合理的な配分については答えが出ていないです。

精神論としては、ティール組織のような組織は理想的ですが、経営の実学としては、君主論は有効だな(でも嫌い)というのが私の現時点での結論です。

なお、社会全体で目指すべきは、SDGsでも提唱されている継続可能な姿なので、ティール的な社会になるべきです。

社会全体で目指すべきは、もっと他者の存在を考えること、つまり、利他的な社会となることになるかと思います。君主論を読むと利己的な社会を前提にしている気がしておりますので、今後の社会の進歩によって君主論の有効性は変化してくるはずだ、変化してほしいと考えている次第です。

東大式FPで目指しているのは、利他的な仲間に囲まれる世界です。


藤井秀樹

株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO


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