AI失業は近い将来に発生するのかということを意欲的にまとめた
AI失業 ダニエル・サスキンド
という書籍があることを知りました。
実際には購入しておりませんので、書評を読んで未来予測としてなるほどと思いました。
AI技術の進歩はすごいのは事実であり、ほとんどの定型的な業務がAIに置き換わることを予測することはすでに共通認識かと思いますが、人間しかできないと思われている創造的な仕事もかなりのスピードでAIで置き換えが起こる可能性は高いそうです。
そのような社会における処方箋は、ほとんど仕事はなくなるため、ベーシックインカムを導入して中央政府(大きな)が頑張ることという結論でまとめられておりました。
AIの活用が、大量の失業につながり、人間が暮らしていくためには、政府が大幅に介入するしかないというシナリオが現実的に起こりうるかどうかをデータをもとに確率的に高いということをまとめられているようです。
逆の考え方である、小さな政府にして、自律分散的にメタバース経済圏も含めて新しいエコシステムを創造していこうというのがWeb 3の世界観となると考えており、AIの活用シナリオとしては、
メタバースによりデジタル空間に拡張したこれまでと比べて巨大な経済圏を人間がAIと共により幸福に暮らせる社会というのをイメージできないのかと考えております。
メタバースはデジタル空間なので、各個人がAIの協力の元、独自に創造的な世界を構築して、もっと色々な交流(こちらデジタルだけでなく現実世界も巻き込んで)ができるような社会もあり得るのではないかと主張したいと思います。
人間にとり幸福な
未来は、メタバースの普及にもしかしたら依存しているかもしれないと考えさせられる書評でした。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション最高経営責任者CEO
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