時々話題になるテーマですが、日本でもいよいよCBDCが発行されるという報道がされています。
すでに研究は数年されてきており、実証的に発行をしてみる段階まで進んできているようです。
最近私が議論しております、Web 5.0(3+2)の議論と実はCBDCは似ている気がしております。
デジタル通貨という意味ではブロックチェーンの技術を活用すると、分散型の運用が可能ですが、国が債務を保証するという意味では中央集権的な要素があります。
暗号資産の業界では、すでにステーブルトークンという考え方が存在しており、内容としてはCBDCと同じようなことをしていることになります。(法定通貨の残高を根拠に発行しているという意味において)
国内でも給与デジタルマネーの解禁が行われる時期であり、これから具体的なユースケースが登場するかどうか注目をしております。
暗号資産の業界には現在、かなりアゲンストの状況ですが、CBDCの登場が近いということで、デジタルを活用した通貨に関する話題が増えていくのではないかと思います。
CBDCにも設計によっては当然、スマートコントラクトを実装することが可能になりますので、どのような設計思想で、どこまでこれまでの暗号資産産業のアイデア(研究の結果)が反映されてくのか興味深いです。
イノベーションを推進すると意味で、日本初のCBDCにこれまでにないようなアイデアが実装されたら面白いのではないかと思います。
マイナンバーカードのような仕組みとの連携も含めて、研究するべきテーマだと想定しており、今後について注目しております。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO
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