精神年齢について考えてみたいと思います。
有名なサミュエルハンティントンの「文明の衝突」という書籍があったかと思いますが、現在は東洋文明と西洋文明が対決していると述べています。
具体的にはアメリカ対中国の様相を呈していると思います。
統計的に精神年齢が上なのはアメリカの傾向があるようですが、その前提として、利他的な人々の数もしくは利己的な人々の数でわかるという統計を記憶しています。
民主主義対社会主義の対決という見方もありますが、中国も資本主義を取り入れつつあるという意味で両国は共通していると思います。
なお、私は奇しくもアメリカ系企業、中国系企業の両方で働かせて頂いた経験がありますので、上記の状況はよくわかります。
利己的な人間はどの国にも存在していますが、存在自体の是非ではなく、その割合が問題だと私は思っています。
中国対アメリカの対決は利己主義対利他主義の戦いと言いたいことですが、トランプ大統領の登場により利己的な人間同士の戦いにも見えます。
中国の思想にも西洋の思想にも素晴らしい考え方、具体的には利他的な考え方は存在しており、両国の対決を解決に導くのはいわゆる個々人の精神年齢の問題なのだと思います。
藤井秀樹
パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社 取締役
パクテラ・アジアパシフィック・ホールディングス株式会社
パクテラ デジタル イノベーション最高経営責任者