AIを考えること
AIを考えることは、生命を考えること、人間であることを考えることになります。

意識について最先端の研究をもってしても何故、意識というものが存在するかは全くわからないこと、ハードウェアとして脳内のニューロンや脳内物質が関連していそうということはわかっているものの、ニューロン自体の働き方もまだまだ解明が進んでいないそうです。
私としては現時点では、AIと呼ばれるテクノロジーを活用して社会をより幸福にすることというビジョンをかねてより標榜しております。
しかしながら、AIと呼ばれるテクノロジーについても色々な考え方が存在しており、AIという言葉自体もあくまで抽象的なコンセプト(人によって定義はまちまち)ということになります。
もうひとつゴールにしている「社会をより幸福にする」というテーマも実は人間にとっての幸福とは何なのか定義は定まっていない抽象的なコンセプトということになります。
ゴールの抽象度は改めて、高いと考えていますが、そのゴールに到達する手段も抽象度の高いレベルではないかと何となく理解しています。
それは、お金の不安をなくす、健康の不安をなくす、仲間(コミュニティ)を形成するという各手段の成熟度は、私がゴールに近づいている状態の指標であると予測しています。
なお、仕事と呼ばれている人間にとって重要な要素(幸福とも関わる要素)がAIによりどう変わっていくのかという課題に対し、これまた色々な意見があり、各個人からみた時に仕事と人間の関係をどう定義するのが幸福であるかどうかに関わっていくのではないか思います。
「仕事を通して幸福になる」、もしくは「仕事は無くても幸福である」
の両方とも成り立つ可能性はあると思いますが、私は過去から申し上げているとおり、仕事を通して幸福になる派です。
藤井秀樹
パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社 取締役
パクテラ・アジアパシフィック・ホールディングス株式会社
パクテラ デジタル イノベーション最高経営責任者