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Hideki Fujii

AI時代の教育

更新日:2020年1月14日

本日は教育というテーマについて書いてみたいと思います。


AIの時代が到来することは間違いないとした場合にあるべき教育の在り方は?

(私の息子達にも伝えており、修得してほしいことは?)

諸説があるとは思いますが、以下私の意見になります。


現代では共通認識となっており、私も大賛成なのが、いわゆる「詰め込み型の知識」を覚えるアプローチは意味がないという事です。


私が知る限り日本の教育はこの知識詰め込み型のプログラムとなっており一番駄目なアプローチを採用している可能性が高いかと思います。


なお、私も昔詰め込み型の教育を受けた一人ですので、私の息子達には今の日本の教育アプローチでは意味がないと考えており、あまり勉強しろとは言っていないです。(この結果、将来どうなるか一抹の不安はあるものの…)

人生100年時代はどんな時代かというテーマでもよく話題となりますが、人生の初期で勉強したことで稼いで引退するというパターンは崩壊(人生60年かつ時代の変化が少ないから可能であった)して、何度も勉強(少なくとも、10年に一度は違う仕事をする必要があるかも)をして稼ぎ方を見直していく必要があるというのが、標準パターンになると私も思っています。


そのような時代において、

私が息子達にも進めている教育(スキルや態度)は以下の3つです。

1)「物事のあるがままの本質を見ること」                        

コンサルティング業界でいえば、論点思考、仮説思考をもつこと。

恐らく、AIのアドバイスではなく自分(人間だからこそ見えるものを)で見つけること


2)「学び続けること」

特にAIではなく人間に敢えて教えを乞うこと


3)「挑戦してみること」

つまりスタートアップのように小さな実験や挑戦する人々と行動を共にしてみること、そしてその挑戦を楽しむこと

となります。


これは、結局私が常々言っている

「至誠」

「知行合一」

「知好楽」

という内容とよく似ているなと考えています。


今後立ち上げていくデジタルプラットフォームが目指すのはそのような教育のシステムの構築でもあると思っています。


AIが的確なアドバイスをするのは勿論のこと、各個人が自分の可能性に気づいて行動したくなる、特に人間であることを再認識するには、実際に人々に出会い学べる仕組みであるということは大事な要素なのかもしれないと考えています。

AIの時代において、人間であるとはどういう事であるのかを教えてくれ、一緒に考えてくれる人間に会うことができる仕組みや、さらに新しいことに挑戦できる仕組みを私は教育システムと呼びたいです。


藤井秀樹

パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社 取締役

パクテラ・アジアパシフィック・ホールディングス株式会社 

パクテラ デジタル イノベーション最高経営責任者


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