現在人気のデジタルのテーマは再びAIが脚光を浴びているようです。
多くの報道で、一斉にAIより作成される文章や画像などの生成系AIというのがほぼ毎日取り上げられている印象を持っております。
定期的にAIが注目される時期がやってくるそうですが、再び脚光を浴びるのは、利用できるデータの量が増えていることや、インフラ技術の進歩により更に高速に大量のデータが処理できるようになったことが大きく寄与しているそうです。
国内企業の課題として、データを蓄積するところまではかなり準備が進んでいると言われておりますが、目的に応じた必要なデータが蓄積されているかはまだまだ疑問が残るという見解を伺っております。
海外の有名なオープンAIは世界中にある使えるデータをうまく活用して急速に実用化できるレベルのエンジンを開発したいという説明がされています。
残念ながら、データを読み込むときに、正しいかどうかの見極めまではできないため、正しいデータもしくは、いわゆる倫理感もモニタリングする必要があるという点が話題になっています。
AIの研究のアプローチとしては、現在ブームのある特定エリアに絞って結果を出す方法と、言われゆる本当の認知力を持つAIを育成するという方法があると理解しておりますが、今回話題になっているのは、前者のアプローチが技術の進歩により急速に実用化が見えてきているということかと思います。
データ活用方法が見えてくれば、データ活用したAIはかなり使えるということで、これから再びAIを活用したビジネスの登場が期待できますし、データを持つことが価値があるということが再認識されるのかと思います。
データ活用が改めて、盛り上がると予測しております。
国内企業もデータを蓄積するだけでなく、活用するアイデアを見つけていく必要があると想定しております。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO