バハマはすでにCBDCを導入しているそうです。報道を見ていて改めて気がつきました。
さらに大きな国(南米)ですが、ジャマイカも今年CBDCを導入していくようです。
更に、経済規模の大きい、メキシコ政府も2024年までにCBDCの導入する予定になるそうです。ブラジルも同様に研究をしているそうです。
中南米では積極的にCBDCの導入が進んでいるということで、理由は何かといえば、ずばり金融包摂(フィナンシャルインクルージョン)が関係しているそうです。これは、Web 3.0のテーマの1つ(と私が考えております)であるいかに格差をなくしていくかという論点とも関連が深く、デジタル通貨(CBDC)が登場しているそうです。同じ流れて、仮想通貨を法定通貨に採用しているエルサルバドルの事例もありますが、鍵を握るのは、やはりマーケティングということになるそうです。
中南米では色々な取り組みをしているそうですが、国民の認知が進まないと残念ながら普及していかないそうです。
世界から見ると、先進的な取り組みをしているということで、世界の実験場ということになるそうです。
Web 3.0に関係が深い、CBDCが今後どのような形で、普及していくかは中南米の事例から学ぶことができるのかなと考えております。
すでに存在している、ビットコインなどの暗号資産をCBDCとして活用するのか、独自のデジタルカレンシー(CBDC)を発行するのか、色々な議論がされているかと思いますが、技術的な観点で考えると同時にデジタル通貨を発行して維持していくことを考えると、何らかの技術的な標準化はされているのかと思います。欧州で進んでいると言われているGAIA Xなどの取り組みからもしかしたら有力なCBDCの基盤が登場する可能性もあると思います。
CBDCというテーマで、デジタルイノベーションの競争が世界的に行われていき、意外なことに南米(実はアフリカも有力かと)などから有力なアイデアが偶然登場することもあるのかもしれません。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO
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