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DAOにおける合成の誤謬

経済学の不思議な現象で有名な【合成の誤謬】ですが、


本日取り上げたいのは、前回取り上げた利他的な世界におけるDAOの件とも関係しているのではないかと考えておりますので、私の仮説を説明したいと思います。


経済学では、

各個人(消費者)が貯蓄を増やそうとすると、社会全体では実は貯蓄額が小さくなり

逆に

各個人が貯蓄をせずに消費を増やすと、社会全体のパイが大きくなり社会全体で見たら貯蓄額が大きくなるという現象です。


これと同じことが

各個人が利己的だと、DAOの世界において参加者のメリットは全体で見ると小さくなり

各個人が利他的だと、DAOの世界において参加者全体のメリットが大きくなるような現象が発生すると想定しております。


具体的に、

先進国が発展途上国を利他的に助ける仕組みがもしできると、お互いにメリットがあるはずであるというのが私の仮説であり


DAOを活用して


1)先進国のエリートサラリーマンが発展途上国を助けると

2)地球全体が発展する

3)お互いにメリットがあり、リターンも大きい


ということがありえると考えております。


その為に必要なのが、世界全体をつなぐ信頼の仕組みであり、最適に資金を分配する仕組みということになり、

私が考えている


Oracle(信頼できるデータ)、スコアリング(信頼を表現)、そしてDAOによる分配となると考えております。


皆で助けあう仕組みを作り上げることによるメリットは測り知れないと考えておりますが、


経済学的にも証明されている簡単なモデルからでもその登場を預言できると考えております。


藤井秀樹

株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO


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