ブロックチェーンの業界が目指しているのは、DAOの実現だと考えております。厳密には、暗号資産産業の目指しているのがDAOと言えるのかと考えております。
DAOについては、つい最近まで、実現は難しそうな印象もありましたが、ビットコインの一定の成功および、Defiの登場により一気に成功しそうな感じが出てきています。
なお、まだ規制がどうなるかはっきり決まっていない部分があり法令上は不透明な部分がかなり残っておりますが、仕組みとして(特にインセンティブ)工夫をすればDAOは成立する可能性が高いことが最近のDefiの成功で証明されたと考えます。
私が目指してきたのもDAOの実現だと考えており、規制の問題が多そうな金融のテーマも勿論狙っていきたいと考えております。しかし当初は比較的実現できる可能性が高いと考えておりますのが、「広告とEC」です。
実はこの2つのテーマはインターネットの登場により最も成功しているテーマと言われており、広告といえばGoogleやFacebook、そしてECといえばAmazonがその典型的な成功事例と言えるかと思います。
なお、個人情報に対する規制の論点が出てきておりますので、時代の流れとして個人情報を個人に帰属させる分権型の広告とECのモデルが今後の主流となる可能性は高いと考えており、私が実現を目指しているDAO型の広告やECのモデルが今後の実は主役になる可能性はある、いや、その可能性は高いのではないかと考えております。
既に成功しているDefiである
Compound
MakerDao
Uniswap
などのコンセプトを広告やECに適用してみるのが近道と考えており、近いうちに実際にトライしてみたいDAOのモデルとなります。まだまだ、これからですが、近いうちに本当に実現に挑みたいと思っております。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO