DeFiの普及と課題
最近研究をしているDefiですが、調べれば調べるほど可能性を感じております。昨年ぐらいからそのキーワードは知っており、DAOの一種として理解しておりました。
DAOとは分散型の自律組織のことを指しておりイーサリウムなどで実現が目指されているコンセプトです。なお、ブロックチェーン業界ではThe DAO事件といえば、イーサリウムがハードフォークする原因となったことで有名です。
DeFiのチャレンジは、管理者不在というコンセプトをどこまで実現できるのか?
本人確認をどこまでするのかしないのか?ということが重要なカギとなります。
現在のDefiの主流は本人確認をしないということになっているように理解しておりますが、今後は本人確認そして本人のリスクを評価するモデルになっていくというのが潮流と理解しております。
Defiの課題は
1)Govenance
2) KYC/AML
3) Oracle
となると整理できるため、これはスマートコントラクトを実現する上でのチャレンジとそっくりだと思います。
私が目指している自律分散型の情報銀行とは実は、DeFiを一般的な方々に活用して頂くことを目指していると言い換えても良いと考えております。
アフリカの農民が自身のスコアリングを担保に、お金を借りて牛を購入するための資金をDefi(資金プール)から調達する、あるいは、P2Pで日本のエリートサラリーマンから調達するというユースケースにおいてDefiの課題を克服していく必要があります。
Defiを身近にすることが私の目標となるかと思います。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO