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KYCと生体情報

ドコモ口座をはじめ話題のテーマが、KYCだと思います。

KYCは非対面で本人確認をすること、すなわち、“Know Your Customer”の略ですが日本においても段々有名なキーワードとなってきているという印象です。

セキュリティレベルが低いと今回問題になっているような資金の不正引き出しはすぐに発生するということがわかりましたので、今後社会を変えていくのであろう、キャッシュレスの世界に置いて、重要な論点がKYCになったのではと言えるかと思います。

私の持論ですが、KYCに置いてIDとパスワードというアプローチは古く、今後は、生体情報を使うのが標準になるのではないかと思っております。言葉を変えれば、反対はされない当たり前の考え方であるとも言えるかと思います。

登録する本人もIDやパスワードは忘れてしまいますが、生体情報つまり自分の顔や指紋などは忘れる事はあり得ませんので、如何に上手く活かすかということが重要になってくると考えております。

多段階認証は勿論必要だと思いますが、生体情報を使うモデルにすれば少なくとも不正リスクは下がると思っております。

私が提唱している自分情報銀行モデルでは、生体情報に加えて必要な鍵を自分の情報として保管しておく事で、更に高度な認証ができるのではないかと仮説を持っております。考え方としてはブロックチェーンのWalletで秘密鍵をWalletに持つのと同じアプローチとなります。なお、秘密鍵をなくすとか忘れるという問題を解決していく必要もあります。

これからのKYCは生体情報が改めて主役になるのではないかと考えております。


藤井秀樹

株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO


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