KYLという概念について調査しております。(過去も触れておりますが)
元、NEC出身(NEC設立の研究所のトップだった方)で現役の千葉大学の教授の方をご紹介頂いて、具体的にシステム化する方法について先日議論および、アドバイスを頂きました。
結果として、応用範囲があまりに広いので、ユースケースとしてはテーマを絞って議論しないと駄目であることが良くわかりました。
KYLの目的としては、大きく
攻めの部分(新いビジネスモデル)と
守りの部分(伝統的な意味で、資金決済や商取引における成立要件)があると考えており、
トラストレスな仕組みで、対象となるオブジェクトが指定された時間に、その場所にいたことを保証する技術というのが目指していることになりますが、要素技術として解決しなければならないことが多く、どのユースケースからまず狙うかと明確にしないと、教授としてもいろいろな考慮点が思い浮かんで困るということを言われました。
私としては、まず実現したいビジネスモデルが、資金(あるいは資金に当たるデータ)の正確な移転ということになります。
つまり、特定の場所から特定の場所に資金を送るエンドポイントの仕組みとしてKYLと今回定義した仕組みを実装したいと考えております。
今後、いろいろなP2Pの取引は増えると考えており、その不正対策として必ず必要になるコンセプトであると考えており、
いわゆる、ATMのようなコンセプト(サービス)を開発したいと考えており、教授にはまずこのテーマにフォーカスして色々と検討して頂きたいと考えております。
ある場所から、ある場所に価値を送るという単純ですが、実は本質的な課題の解決に挑戦していきたいと考えております。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO
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