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MVPとPMF

本日はPMFについて書いてみたいと思います。PMFとはいったい何でしょう?


P=Product

M=Market

F=Fit

の頭文字をとった略称ということになりますが、スタートアップの世界では、MVPを開発してPMFを目指すというような暗号的な会話が今はあたり前ですが、2012年ごろまでは、そのようなアプローチは不明確だったようです。では果たしてMVPとはなんのことでしょうか?


M=Minimum

V=Viable

P=Product

の略称で、このエリックリースの考案したリーンスタートアップの手法が世の中のスタートアップ立ち上げ時のバイブルになっていると思います。

私もすっかりその手法の虜になっており、現在立ち上げようとしているビジネスはその手法を踏襲し、完全に準拠して進めている次第です。


この教科書的なアプローチは現在すでに、上場した先輩起業家の方々はあまり理解されておらず、二匹目の泥鰌を目指して新しい事業に挑戦している上場企業の社長の方々を存じ上げていますが、何故そんなアプローチを使うのかという手法を使います。

イメージとしては大規模システムを開発する場合に人気の段階を踏んで開発を進めるWatarfall手法のようなイメージでスタートアップを立ち上げようとされているようで、そりゃ上手くいくわけないわなと大変恐縮ながら思ったりしています。

私の知る限りWaterfall派は日本の至るところに生息しており、スタートアップの成功確率を下げていると考えています。


スタートアップ立ち上げ時にWaterfallで成功するとは思えない

=デジタルの時代にWaterfallはナンセンスではなのか?

雨後の筍のように経営学者の方々の意見が今後でてくると思いますで、待ちたいなと思っています。


スタートアップ立ち上げるなら、

「MVPでPMFを検証する」

とても重要なアプローチだと考えている次第です。

なお、革新会計とエリックリースが呼んでいる手法もとても秀逸だと思いますが、本日はPMFが主眼でしたので、別の機会に触れたいと思います。

私の記憶が定かであれば、確か2018年だったと記憶しておりますが、E-KYCという制度が認められて法的に有効なデジタルIDを日本でも普及させる可能性がでてきていると考えております。


ブロックチェーン技術と組み合わせてデジタルIDを発行して顧客の個人情報を法定本人確認レベルで紐付けできた場合にどんなサービスが可能になるかを説明します。

先日(12月末たしかクリスマスイブ)だったかと思いますが、生命保険の情報を集めて、契約者に代わり代理で保険会社に請求するサービスの実証実験を神奈川県で行うことになったという記事を読みました。もしそれが実現すれば、この記事の内容を更に進めたサービスを提供できると考えています。


契約者に代わり、加入している全ての保険情報を契約者のデジタルIDに紐付けを行い各個人は自分だけが把握しているWallet(仮想通貨で話題になった仕組みになります)の中で保険の情報を管理して頂く仕組みが可能になります。

これにより、保険事故に該当する事象が発生したら、Wallet内の情報を本人に代わりAIが確認(保険の契約は約款と呼ばれている、一般的な個人では理解が困難な内容をAIで解析する)をして該当する保険会社に代理で請求することが可能となります。

現在のAIの技術で、既に人間と比較してもかなりの精度で自動的に保険事故に該当しているか判断できると想定されます。そこで一番困難なのは、ユニバーサルIDの普及であり、ユニバーサルIDと各保険会社の情報を紐付ける部分だと考えています。


私としては、できるところから段階的にトライしたいテーマの紹介ですが、ユニバーサルID(法的に有効なデジタルID)の普及でより社会の利便性を高めていければと考えております。


藤井秀樹

パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社 取締役

パクテラ・アジアパシフィック・ホールディングス株式会社 

パクテラ デジタル イノベーション最高経営責任者


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