SSCとドラえもん
自律分散型の自分情報銀行というコンセプト、それが、私が提唱しているビジネスモデルになります。
本日は、そのコンセプトの中で機能すると想定している、スマートコントラクトのUpgrade版であるスーパースマートコントラクト (なお、法的にも有効にしたいのでリーガルとつけて呼んでいる時もありますが) を活用してできることを考察してみたいと思います。
このように書くと極めて難しいことを言っているようですが、目指しているのは、例えていうならば、あなたのことを理解している“ドラえもん”と一緒に社会生活を送れるようにするために必要な考え方が、スーパースマートコントラクトということになります。つまり、AIと呼ばれる人間ではない存在があなたを自動的に支援してくれるしくみです。
サービスを提供するために色々な契約を皆さんは結んでいるはずですが、サービスの内容(一般的には規約や約款) まで詳細に把握はしていないはずです。サービスの細目を理解していないために、本来受けられるサービスを受益していないケースがこれまでのしくみでは多数あり得ると思います。
いつも、例にあげて恐縮ですが、保険の例だと保険給付金(医療機関で手術や入院時等に請求できるのですが、どのタイミングで請求できるのかは?)などがまさにその事例に当てはまります。その他の例としては、クレジットカードの付帯サービスや身近な例だとポイントカードは持っているけどもどこで活用して良いかわからないサービスは多数あると思います。
更に応用的な例としては、色々なIoTデバイスとあなたの事を理解したAIが自動的にサービスを提供できるようになると、いざ、病気になった時に自動的に必要な対応をしてくれるや、必要なサポートを得られるように自動的にアレンジするなどの応用系は多数考えられます。
私の提唱していることを実現するには、
情報の管理方法 (自分銀行)
情報の活用方法 (スーパースマートコントラクト)
が鍵を握っているということをご理解頂けるかと思います。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション