web3.0型情報銀行
少し古い記事になりますが、情報銀行と言えばJ Scoreが国内では有名だと考えておりましたが、残念ながら解散となるという内容を読みました。
中国やUSでは実はスコアリングモデルは普及しており、かなり有名になりつつあるそうです。
特に、中国の胡麻信用モデルはとても普及していると解説されてました。
国内では、個人情報に関する規制も厳しい(厳密には整理されていない部分もある模様)ということもあり、事業として見直すということになった模様です。
Web 3.0が普及するとすると、結果として情報銀行のようなモデルも普及することになると私は考えております。
今後の流れとして、もしかしたらWeb 3.0の考え方が普及が先となり、情報銀行のビジネスモデルが復活してくるというシナリオもあるのかと思います。
Web 3.0はデータの主権を個人に戻し、その価値を個人に還元していくという考え方ですので、各個人が所謂情報銀行になるというのが私の仮説であり、そのデータの価値をどのように決めていくかという部分において、情報銀行が提供すると考えられている、個人情報の価値のマーケットが登場する必要があります。
データは本物であることを保証される必要がありますので、自ずとブロックチェーンのような技術で、データの価値を保証することも必要になります。
結果として、Web 3.0的な情報銀行が登場する可能性が未来にはあるという想定をしておりますが、まだまだ未来を予測することは困難かと思います。
メタバースのような新しい経済圏の可能性も含めて、J Scoreのような情報銀行は何れ必要になると考えてますが、それがどのような形で国内に登場するのか興味深いです。

私としては、少しでも未来(Web 3.0型の情報銀行)に関わりたいと考えております。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO