私が実現したいことは、Web 3.0を現実社会に適用してみることです。
有識者の方々の意見に賛成ですが、日本国内で考えた場合に解かねばならない課題として
1)UI/UX
2) 実は、1と表裏一体ですが、秘密鍵の扱い
3)法令対応
4)税務
の4つのテーマが大きな課題と思います。
1)については、現在web 3.0の世界に入るにはWalletが必要ですが、使い方が少し難しいと思います。また、Defiも色々とあり便利ですが、普通の人々が使うにはあまりにも難しいと思います。(私も自分で使ってみて、本当に難し過ぎだと思います。慣れている人々にはそうでもないのかもしれませんが、、、一般的には難しいといえるかと思います)
2)国内においては、秘密鍵の管理ができるのは取引所ということになりますので、各個人で管理してもらうモデルに一般的にはなりますが、その関係で1)のようなUI/UXが難しくなるという課題になっていると思われます。実際に取引所が提供しているDefiについてはまだ理解できて、操作性が高いと思っております。
3)どんなビジネスモデルを実装するにしても、トークンエコノミーの実現においては、各種法令の対応を整理していく必要があります。
具体的に日本でも今後、人気になると思っておりますのが、ゲームだと思います。(STEPNも既に人気のようですが、法的な整理はどこまでされいるのか)稼げるゲームというコンセプト及びその派生系が出てくると想定しておりますが、法的な面での整理をして行きながら、簡単なユースケースから実現していくというアプローチになると思います。
関連する法令としては、金融系、賭博系、メタバースと思うとあらゆる法令が実は関係します。
4)こちらが実は日本として力を入れていただきたいですが、税務が今後登場するビジネスモデルに対して有利かどうかは、とても重要だと思います。暗号資産の売却益は現状は雑所得となっておりますので、普及をするかといえば、税金のことを考えると、普通の決済に暗号資産が使われるというのは想像できない状況です。
新しいトークンエコノミーの登場により新しい税務上の論点が出てくると思いますが、雑所得になっている件も含めて、国として魅力的な形にしてほしいと思います。
政府としても、メタバースに力を入れ始めており、本日指摘している課題については認識はされていると思います。
今後、是非課題を解決していきたいと考えており、仲間を集めてロビー活動もしながら進める必要があるのかと考えております。
最近、メタバースに関する協会は多数できているようですので、そのような協会にうまく乗っかりたいなと、本日指摘している内容は私の力だけでは全く解決できないです。
Web 3、メタバース立国になるという意味では、コンテンツを誇る日本なら、日本人が力を合わせることが、結果的にできるのはないかと信じております。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者 CEO
Comments