過去から触れておりますが、Web3と言い始めたのは最近ですが、実は日本政府はもともと力を入れているという話を教えて頂きました。
古くから暗号資産に関与されているWeb3業界の起業家の方(ビットコインの開発メンバーに近く2012年から関与されている)で、現在日本で起業されている方にお会いする機会があり色々と議論させて頂きました。
これまた凄い方だと思い、機会を与えてくれた方々に大変感謝しております。改めて人生は不思議な縁で繋がっていくものだと思いました。
その方によると、日本政府はGAFAに対するアンチテーゼとして国策としてWeb 3.0に取り組むべきだという認識を持っているそうです。
改めて定義と色々な呼ばれ方をするWeb 3.0ですが、定義が実は定まっていなかったようで、現在Web 3.0と呼ばれる概念はイーサリウムの創業メンバーとして有名なギャビンウッド氏が定義した内容が現在定着したということになるそうです。
それまでは、政府はTrusted Webと呼んでいた模様です。最近になってWeb 3.0と呼んでいるという経緯だそうです。
とても意気投合させていただいたのは、Web 3.0はいろいろな意味で個別の企業が頑張ることでは実現しないです。
特に国内においては、個別スタートアップではそう簡単に収益モデルを構築できないため、資金の制約が出てくるという現実的な問題から、
本来は、参加者にとりメリットを提供することで管理者は不在でも経済圏が成立することを目指すのがWeb 3.0となりますので、その理念上、個別の企業が利益を独占するような事業では、本質的には成立しないという矛盾が出てくるという点を議論しました。
このような話を受けて、まさに今、私が考えていたのが、
プロジェクト(いろいろな企業や自治体)ベースでまずはいろいろな実証実験をしながら、Web 3.0経済圏が成立する仕組みを見つけて、その経済圏のエコシステムの1つとして各企業が稼ぐできるモデルを構築することです。
政府や地方自治体を巻き込みながら、事業会社の参加者もどんどん増やしていくイメージでおり、スマートシティと呼ばれるようなテーマをWeb 3.0スマートシティのようなブランディングを確立していくのかなと考えたりしております。
今回出会った方も本当に凄いと思いましたので、この出会いに感謝すると同時に活かしていきます。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO