ソフトバンクの決算で、孫さんが右から見たら鳥、左からみたらウサギに見える絵を使いソフトバンクの現状を説明していました。
私も日頃から同じ経験をしているので、ある意味共感を得たという話を書きたいと思います。
起業家として、今回、資金調達をするために私がやりたい事業を一生懸命説明しておりますが、私が思うほど周りの皆さんは賛同してくれないという経験をいつもしています。
例えば、今回開発しようとしているアプリは素晴らしい、画期的なビジネスモデルなので凄く簡単にユーザーに使って貰えるはずだ!と説明していますが、いつもの皆さまの反応は、
「そんな魅力のないアプリにみんな自分の個人情報を出すわけがないでしょう?」という冷たい反応です。
(程度の差はあれ身内で割と一緒に動いている人々も同じような反応をします。)
このような状況が普通であることを今回、ふと気づきました。
私が逆に誰から売り込み受けた時、現時点で自分の個人情報を出してまでダウンロードしたいアプリがあるかと思った時納得しました。それはズバリ無いな!ということです。
つまり、他の色々な起業家が情熱的に語るアプリも冷静に私からみると「クソアプリ(※表現ママ)」に見えているじゃないかと。(※所謂クソゲーという言葉に対し魅力のないアプリを表現しています。)
つまり同じもの、同じ概念を見ても聞いても聞く人によってクソアプリにも素晴らしいアプリにもなるのだということです。
この発見は実は大きく、これから私の資金調達時に私の事業の戦略を語る上でより説得力のある説明ができることに気づいた次第です。文章が長くなりますので、私の戦略の説得力については別の機会に解説します。
藤井秀樹
パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社 取締役
パクテラ・アジアパシフィック・ホールディングス株式会社
パクテラ デジタル イノベーション最高経営責任者