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コンサル業界の現状

新聞に私の古巣の業界であるコンサル業界が取材されておりました。


日本ではコンサルにすっかり頼る状態になっており、これから市場がさらに急拡大する予測であるとありました。


私もコンサル業界にいましたので記事の予測は残念ながら当たる気がしております。


大企業に侵入するのが最近のコンサルの主な戦場です。


戦略と呼ばれるテーマが昔は主流と言われておりましたが、現在は戦略を実現するための手法の1つと考えられておりますデジタル化を実現するために企業に進入してプロジェクトを運営するというのが一番人気かつ、コンサル業界としても儲かるテーマとなっているという印象です。(記事にもそのように書いてあるように理解しました)


戦略は儲からなくなってきた、厳密には戦略よりもDX化するプロジェクトを提案して実行する方がコンサルとしても儲かるというのが今の日本の状況だと思います。


コンサルを採用する企業側の優秀な人材が、コンサル業界に移動している傾向が最近は顕著だそうです。


自社のビジネスなので企業は本来自分達でやるべきところも全てコンサルに頼る傾向が日本ではとても加速しているそうです。


このような状況が良いのか悪いのか、議論があると思いますが、2つの側面を見ております。


1)実は、日本のコンサル業界市場は欧米と比較してずっと小さいと言われてましたので、この状況は良いことである。

2)そもそも、競争力の低い日本企業にとって更に弱体化の可能性がありよろしくないことである。


の両方が当てはまると思いますが、、、


私としては、違う観点になりますが、


事業を成功させるためには、優れた人々がベストを尽くして進めた方が良いので、現在の日本の状況を続けていけば、


事業会社→コンサル→起業の流れが加速する可能性があり、


実は好ましいのかもしれないと記事は否定的なトーンでしたが、考えております。


藤井秀樹

株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO


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